2021年振り返り

一富士二鷹三茄子

毎年恒例の一年の振り返り。一個前の記事を書いてたら、年内に間に合わなかった…w

ということで、元旦に読んでくださる方もいると思うので、縁起の良い言葉を見出しに置いておきました。どうぞよい元旦をお過ごしください。

研究

昨年投稿した実践報告1本が年明けに採択・掲載された。また、もう1本実践報告を投稿して、年明けに発行される予定。昨年は研究論文を頑張って書いたのに、今年は分析やデータ整理などの準備にかかりっきりで、論文執筆までたどり着かなかったのが残念だった。後述するように、研究室に行く回数が減ったことも影響してるような気もするが、来年(2022年)はいろいろ先に進めたい。

学会参加は昨年同様控えめだった。オンライン学会だと一日講演や発表を聞いて、誰とも話さず終わるというのが多いので、仕事のバタバタも相まって、つい足が遠のきがちになってしまった。とはいえ、一部のイベントでは久しぶりの先生たちとお話しできる機会もあってよかった。今度は対面でお会いしたいものです。

あと、メンバーとして入れていただいた中部地区英語教育学会の課題別研究プロジェクト「英語教育研究者のための研究倫理と個人情報保護の手立て」が採択された。久しぶりの共同研究プロジェクトなので、頑張っていきたい。

授業・仕事

春学期は、対面授業→オンライン授業→対面授業と切り替わり、秋学期はオンライン授業→対面授業と切り替わった。それと同時に、一部の学部では通年でハイブリッド授業をするという、授業形態が目まぐるしく変わる慌ただしい一年だった。しかも、昨年度から始まった3キャンパス出講のおかげで、研究室のあるキャンパスには週2日しか出講しないということもあり、現任校に着任してから一番研究室に行かなかった一年だったような気がする。準備は大変だし、制限も多いのでやりづらさを感じるのは昨年同様だが、来年はどうなることやら。

嬉しいこととしては、昨年度のオンライン授業時の取り組みに対して大学から表彰していただいた。表彰のような輝かしいものとは縁遠い人生を送ってきたので、正直気恥ずかしさしか感じないが、評価してもらえたこと自体はとても光栄なことである。正直、自分の実践に対しての自己評価は全然高くないので、今は嬉しさよりも、表彰に恥じないようにもっと頑張らないといけないというプレッシャーの方が大きい。

身の回り

引っ越しして生活環境が大きく変わってしまったので、一年の3分の1くらいがあっという間に過ぎてしまった。通勤距離・時間も長くなったので、今まで以上に時間をうまく使わないといけないのが今年の課題。

とはいえ無理して心身を壊してはいけないので、とりあえず健康第一で過ごしたいと思う。

最後に

夜遅くなって眠たいので、短めになりましたw こんな私ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Surface Pro 7を授業で使ってみた感想

もう大晦日が終わって新年になってしまった。毎年恒例の一年の振り返り記事でも書くかと思ってサイトを開いたら、2021年にまだ一つもブログ記事を書いていなかったことに気づいた。振り返りの一つ前の記事がその前の振り返りというのはみっともない気がするので、書こうと思ってほったらかしていたネタでお茶を濁すことにする。

去年(2020年)にSurface Pro 7を入手した。これには3つの動機があった。まず、Windowsタブレットがタブレット端末としての完成度をみること、次に特にWindowsタブレットが授業用途で実用に耐えるのかどうかを試すこと、そして勤務校で導入されたMicrosoft Teamsとの相性を見極めることである。Windowsタブレット代表として、Surfaceをピックアップしたわけである。Surface Pro 8がすでに出たこのタイミングで今更という感じだが、それぞれの観点で感想をまとめてみる。

なお、以下はタブレット端末としてSurfaceを使った際の感想であり、ラップトップPCとして使った際の感想ではないことを予めお断りしておく。

Surface Pro 7はタブレット端末として完成されていたか

昨年度初頭までは、研究・授業のためのタブレット端末としてiPad Proを使ってきた。研究では、論文やPDF資料への書き込みといった用途で、授業では教科書への書き込みや、動画・音源の再生に加えて、オンライン授業・ハイブリッド授業でTeamsに接続するといった用途で、iPadを使ってきた。ただ、個人的な好みとしてメインで使用するデバイスをすべてWindows(あるいはAndroid)に揃えたかったので、タブレット端末もWindowsタブレットに置き換えできないかということを考えていた。

タッチ精度やSurface Pen、スタンドといったハードの面ではかなり頑張っているように思うが、やはりソフト由来の使いにくさが気になった。WindowsというOSが、タブレットに最適化されていないのが一番の問題点だと思う。タイプカバーをひっくり返したり外した状態で、指やSurface Penでウインドウを操作する、ファイルを開くといったOSの操作をするときに何かしらのストレスを感じることが多かった。もちろん、こういったストレスはタイプカバーを使ってラップトップ化したときに解消されるのだけど、それだとタブレットではないよな…っていう。

PDFへの書き込みも、Drawboard PDFやMetamoji Noteを使ってみたが、どれもiPad × Apple Pencil(× GoodNotes)の組み合わせほど完成されていない印象を受けた。iPadに優っていた点としては、ファイル操作の直感性くらいだろうか。

Surface Pro 7は授業用途で実用に耐えるか

では、授業で使ったときの使い勝手はどうか。ラップトップPCと同じことができるので、ディスプレイの設定(複製・拡張の切り替え)や、スピーカ・マイクの設定、ウインドウの配置といった設定を細かく調整することができるのはよかった。これらの機能が制限されるiPadでは、教室や授業によってこれらの設定を変える際に不便さを感じることもあった(自分がiPadを使いこなせていなかっただけかもしれないが)。

例えば、教科書を映しておいて、その上に動画・音源再生用の小さなプレーヤーソフトを常に前面で表示するといったことは、ほぼほぼラップトップPCのSurfaceだからこそできることだと思う(自分がiPadを以下略)。

教科書に書き込みをするという点では、たいていは遅延などの問題もなく書けているが、突然アプリがフリーズしたりクラッシュしたりといったことがあったので、そう言う意味では、iPad × GoodNotesほど安定して動かない印象である。

ちなみに、Surfaceの画面をプロジェクタに投影する際は、Windowsで使用できるMicrosoft謹製のワイヤレスディスプレイアダプタが便利である。かさばらないので、教室移動があっても気軽に持ち運びができる。タブレットを操作しながら机間巡視もできる。
(ただ、i7モデルだと、バッテリ持ちがよくないので、机間巡視を考えるなら、CPUはあまり欲張らない方がいいと思う。)

Surface Pro 7とMicrosoft Teamsとの相性はどうか

先述したように、SurfaceはほぼほぼラップトップPCなので、当然Teamsの機能がフルに使用できるので、そこに不満はない。画面上に一度に表示できる情報量(学生に提示するための情報量というより、教員が操作するためのメニュー表示などの情報量)もiPadよりSurfaceの方が大きいので、今ではTeamsでオンライン授業やハイブリッド授業を配信する用途では、もっぱらSurfaceを使っている。

不満は1点、Teamsの表示画面の拡大・縮小がピンチイン・ピンチアウトで行えないという点だ(これはiPadでもできない。けどもしかしたら自分がiPadを以下略)。授業の流れや課題の説明などをTeamsのチャネルに投稿するのだけど、それを学生に見せる際に、100%表示ではプロジェクター上で字が小さすぎて読めないので、拡大をしないといけない。そのとき、いちいちマウスをポチポチするか、キーボードのショートカットキーを叩かないといけないのはとてもストレスだった。タッチパネルをピンチイン・ピンチアウトするだけで拡大・縮小ができるようになってもらいたいと思う。

あと、それほど頻繁に使ったわけではないが、提出物にペンで書き込みをするといった、タブレットならではの機能は、思ったほど気持ちよくは動いてくれなかった。Apple Pencilを使う分、iPadの方が使い心地がよかったように感じた。

まとめ

タブレットとしてSurface Pro 7を使ってみた感想を総括すると、できることも多いけど、行き届かないところもあって、全体的に可もなく不可もなく、という印象。Surfaceの名誉のために補足しておくと、ラップトップPCとしては、キーボードとタッチパッドがショボいことを除けば、満足しています。

これ書いてて2021年の振り返りが間に合わなくなってしまった。これから書きます。。

2020年振り返り

毎年恒例の一年の振り返り。割と早めに書き始めたのに、結局ギリギリの投稿になったw

研究

3月まででパズルの仕事から解放されたこともあって、ようやく自分のことに時間を使える…と思った矢先のコロナ騒ぎで結局てんやわんやした4月以降であった。しかし自分の中でちょっとした転機もあり、(こんなのでも)かなり前向きに研究に向かうことができた。

今年はほぼすべての学会がオンライン開催になって、いろいろな学会で発表したり、参加することができるチャンスだったのに、なんとなくしんどくてかなり見送ってしまった。参加するのに普段のオンサイト学会以上に気合いが必要だったのだけど、問題はその気合いがほとんど授業に持っていかれてしまったことである。

ということで、今年の口頭発表は、お招きいただいたオンラインのシンポジウムの発表1本のみ。こんな私をお招きくださった主催者の先生には感謝の念しかない。ご期待にお応えできたのならよいのだけど。

一方で論文の方は、学会参加もなく、秋学期になって授業のリズムに乗れたこともあって、結果的に現任校に着任してから一番アウトプットができた一年だった。シンポの発表をもとに書いた論文1本が公開された。あと、これまでやりだめしていた研究をもとにした論文2本が採択された。もう1本、春学期のオンライン授業に関する実践報告も投稿した。数年分を一気に済ませた感じがあるが、来年もこの調子でやっていきたい。

授業・仕事

春学期はオンライン授業になった。当初は大学の教務連絡などに使用するショボいポータルサイトにPDFを載せるだけの授業をしていたのだけど、6月以降はMicrosoft Teamsを使った授業に切り替えて、ジグソーリーディングなんかをやっていた。これまでは大学の公式のLMSなどなかったので、そこだけはよかったなと思う(ちなみに対面授業が再開した秋学期以降も、連絡や授業内容の案内、課題の配信・回収をすべてTeamsでやっている)。

秋学期からは、担当する授業のほとんどが対面形式になった。学生を密集させないように、学生の発言は最小限に、欠席者にはオンラインで受講できるように、という大学からの注文もあって、同じ時間、同じ場所に集まって実施する意味のある授業をできなかった自覚はある。今後の大学の方針にもよるが、来年度からの授業のやり方も考えないといけないと思っている。まだ今年度の授業終わってないけど。

そういえば、オンライン授業等で使うためにSurfaceを買ったのだけど、レビューを書こうと思って書いてなかった。また書こう。

身の回り

今年度から週2日も他キャンパス(それも2か所)に出講することになってしまって、しかも両方とも車で通勤しにくいキャンパスだし、かといって地下鉄で通うのも避けたい、ということで、自転車を買った。一つは片道10キロほどの距離があるので、まあまあの運動してる感が得られている(実際に運動になっているとは言っていない)。もう少しあったかくなったら、もうちょっと遠くに行ってみたいなあと思ったり。

あと、おかげさまで家族もみんな元気でやれている。息子はしゃべれることが多くなってきて、おもしろくなってきた。こまっしゃくれたことばっかり言ってるけど、それもおもしろくていい。来年も、あまり多くのことを求めずに、とりあえず来年もみんな健康で一年過ごしたいと思う。

 

最後に、本年は大変お世話になりありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

時間に縛られるオンデマンド型のオンライン授業

こんな記事を見かけた。

学生は決められた時間にPCの前にいるのに、録画パワポが流れるだけで質問すらできないオンライン授業。
https://blogos.com/article/453630/

この記事によると、とある学生さんは授業時間にPCの前で座っていたのだけど、その間スライドを録画した動画がひたすら流れるだけで、発言や質問などのやりとりの機会もなかったそうだ。

この記事を読んだだけでは、これがZoomなどのビデオ会議システムの同時配信でひたすら録画が流れてたということなのか、事前に録画したスライド動画を観る時間が決められてたということなのか、どちらなのかはわからなかった。

前者は論外として(わざわざZoom等を使う必要がないという意味で)、事前に録画した動画を配信するのであれば、学生が好きなときに観ることのできるオンデマンド型の授業のほうが望ましい。しかし、そんなオンデマンド型の授業でも、教材や動画にアクセスする時間を本来の授業時間に制限するという考えもあるそうで。

せっかく時間や場所を選ばず学修できるオンデマンド型でやってるのなら、授業時間に縛られなくてもいいのに、と思う。対面授業じゃないんだから。学修時間が確保されてるなら、別に何時にやったっていいんじゃないですか。朝に弱い学生でも、遠方から通学する学生でも、みんな平等に遅刻・欠席の心配なくやれるというのは対面授業にはないメリットなんだから、そのメリット活かしたほうがいいんじゃないですか。

という朝に弱い教員の独り言でした。

(補足)この記事は、オンデマンド型の教材・課題の配信を授業時間に制限することについて述べたものです。ビデオ会議システムを用いたリアルタイム(同時双方向型)のオンライン授業を否定するものではありません。

国内の英語教育関連学会大会の中止・延期等の対応のメモ

2020年4月16日現在の自分用のメモです。気が向いたときに随時更新しています。実施予定と明記されているものを「実施予定」、実施か中止かに関係なく対応が明記されていないものを「記載なし」としてあります。情報の正誤に責任は持てませんので予めご了承ください。

以下、英語教育系ではないけど自分が会員の関連しそうな学会

「Rを用いた〇〇入門」ワークショップを担当するときの注意点

去年のFLEAT VIIでのワークショップは、時間(もとい時間のマネジメント)不足でだいぶ消化不良に終わってしまった。参加者の皆様には申し訳なく思っております。。

今回は、単なる“R”の入門講習ではなく“Rを用いた統計処理” の入門講習という依頼だったので、Rの入門だけで終わるわけにもいかずにいろいろ詰め込んでいたのだけど、それが裏目に出てしまった。

ほとぼりも冷めたと思うので、今後のために(これから先、そんな話は来ないかもしれないけど)、 純粋なR入門講習ではなく、Rを用いた〇〇入門講習という、時間に制約のあるワークショップを担当するときの、自分なりの注意点をまとめておきたい。

環境を統一する

今回は、会場PCだけでなく各自持参したPCも使用可能とした。その結果、Windows/Macネットに繋がっている/いないRStudioが入っている/いない会場PCを使用する/しないなど、参加者の環境が様々で、トラブルシューティングにかなり時間を食ってしまった。WSの時間は限られているので、そういった時間のロスは避けたい。したがって、参加者のPC環境を事前に、できるだけ統一しておくことが望ましい

一番楽な方法は、会場PCのR/RStudioを使うことだろう。 1 環境が全員一緒なのでサポートもしやすいし、ネットワーク接続も確保されている。

持ち込みPCを使用する場合は、生RもしくはRStudioのどちらを使用するかを予め決めておく。個人的には、RStudio入門講習でないのであれば、生Rでいいのではないかと思う。RStudioの使い方を説明してるうちに、肝心の中身の時間が減ってしまうのは避けたい。

また、追加でパッケージのインストールを行うことになるので、ネットワークへの接続も前提としておく。 2 会場の無線LANの情報を提示する、会場に無線LANがないなら各自での準備をお願いする、といった対策が必要だろう。

受講対象者を絞る

今回は、特に受講対象者は指定していなかった(と思う)。実際は、参加者のRスキルやPCスキルは様々で、これもWSの進行上悩ましい問題である。

今思えば、このツイートで先輩先生がおっしゃったとおり、受講対象者を絞るべきだったと思う。「変数への代入、データの読み込み、関数の読み込みなど、Rの基本的な操作ができる方」「Rは使っているが、〇〇パッケージを用いた〇〇はできない方」といった具合に、どういった層に向けてのWSなのかを明示する。そうすれば、ある程度は参加者の足並みを揃えることができたはずだ。さすがにPCスキルについて言及するのは野暮だと思うけど、もしかすると言ったほうがいいのかもしれない。

ハンズオン中心か、トーク中心かを決める

今回は、ハンズオンも入れつつトークも入れるという、半々の形であった。要するに、どっちつかずである。

先のツイートの先輩先生は、「話す内容を削ってハンズオンの時間を入れるといい」というアドバイスをされていたが、一方で別の先輩先生からは、「ハンズオンなしで全部トークにすればいい」というアドバイスもいただいた。

これはどちらも正しいと思う。つまり、どっちつかずではなく、どちらの形式を中心とするかを決めないといけないということだろう。まずはWSの目的に合った形式を選ぶ。もし技術の習得を目的とするならハンズオン中心とし、いちばん大事なハンズオンの時間をしっかり確保する。もし知識・考え方の習得を目的とするならトーク中心とし、ハンズオンはなし、もしくは必要最小限にしたほうがよい、ということだろう。

まとめると

以下のようなことを予め決めておいて、その上でアブストラクトに記載しておくとよい。

  • 使用PCやRStudioの有無など、環境を指定する
  • WSの対象となる層を具体的な条件で絞り込む
  • ハンズオン中心でいくか、トーク中心でいくかを決める

逆に言えば、受講する側はこれらを事前に確認しておけば、参加したけど期待はずれだった、みたいな事態を避けやすくなるのではないかと思う。

書き上げてから、これってRを用いた〇〇入門講習だけじゃなくて、R自体の入門講習にも同じことが言えるなって思った。まあいいや。


2019年振り返り

毎年恒例の一年の振り返り。このブログの投稿の2つに1つが振り返りじゃなかろうかと思うくらいブログを書かなかった一年だったw

今年は学内業務(パズル)にかかりっきりの一年だった。キャンパス移転の煽りを食ったり、いろんなトラブルが続出して一旦組んだパズルが崩壊することの繰り返しであった。いろんな先生がたに助けていただいて、かなりのエフォートを割いて今のところなんとかやれてるけど、最後までどうなるかはわからない。一応来年度4月までの仕事なので、それからはなんとかやれるだろうと思ってるけど、どうなることやら。

ということで研究らしいことはほとんどやれなかった。他大学でパズルを担当されてる先生たちが研究されているのを見て、自分もなんとかなるだろうと思っていたけど、そう甘くはなかった。時間は自分で作らなければとつくづく反省。

一応、FLEAT VII(LET)でワークショップは担当した。LET絡みの大会で2回目のRのハンズオンセミナーだったけど今回も(主に時間配分の面で)うまくいかなかった。これも振り返りを書こうとして書きかけで放置してたけど、さっさと書き上げて投稿しちゃおう。

プライベートは、つらいこともあったけど、まあまあ順調だった。息子も大きくなって、にぎやかな家庭になってきた。学会に連れて行ったとき、かわいがってくれた先生がたありがとうございました。妻も来年度研究に復帰する予定なので、今年も託児所の有無にかかわらずいろんな学会に連れて行く予定。

研究にしても仕事にしても(ブログ投稿にしても)どうせ完璧になどできないのに完璧主義をこじらせてグズグズしてしまう自分の悪い面が表に出てきた一年だったと思うので、来年は研究も仕事もDone is better than perfectの精神でやっていきたい。

最後に、本年は大変お世話になりありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

タブレットの画面を無線でミラーリングする(安上がりな)方法

先日、学内の研究授業で、教員(私)がPCの操作中教卓から動けなくなってしまっているので、タブレットを使うなどして教卓にかじりつきにならないよう工夫した方がいいというご助言をいただいた。そこで授業用にiPad Pro(11-inch)を(自腹で)購入した。机間巡視・支援をしながら、タブレットの画面や書き込みを、無線でミラーリングできたらいいな、と思ったのだ。

調べてみると、どうもAppleにはAirPlayという無線規格があって、それに対応したデバイス(Apple TVなど)を使えば無線で画面がミラーリングできるらしい。しかし、自分は今回買ったiPad以外にApple製品は持っていないし、今後買う予定もないので、わざわざApple TVを買うのはもったいないと思ってしまう。なんとかならないかと思って考えたり調べたりした結果、iPadなどのタブレット端末の画面を他のPCに共有して、その画面を投影するという方法に至ったので、ここにメモしておく(ポンチ絵はイメージ)。

準備したもの

  • PC
  • タブレット(今回はiPadを使ったけど、それ以外のタブレットでもOK)
  • プロジェクタとスクリーン、もしくはセンターモニタ
  • PCとプロジェクタ・センターモニタを接続するためのケーブル
  • Zoom(オンラインミーティングアプリ)
    • Zoomはオンラインでミーティングを行うためのサービスで、どうもSkypeよりもいろんな面で高機能らしい。今回はこのZoomアプリを画面共有のために使用する。
    • ちなみに、Skypeも画面共有ができるので、今回の記事と同様のことができるけど、そのためにアカウントを2つ取得しないといけないので、ちょっとめんどくさい。
    • TeamViewerというソフトでも同様のことができるけど(参考)、試したところ毎回動作したりしなかったりだったのと、iOS版アプリの評価がイマイチだったので、今回は使用を見送った。
  • PC用の有線/無線LAN環境
  • タブレット用の無線LAN環境
    • これらは同じネットワークである必要はない

手順

  1. まずはZoomアカウントを作成する。確かGoogleアカウントも使用可能だったはず。
  2. 次に、PCとタブレットにZoomをインストールし、アカウントにログインする。このあたりの手順はWeb上にたくさん情報があるので、詳細は割愛。
  3. ログインが済んだら、PCとタブレットで、個人(パーソナル)ミーティングスペースに入る。
    • Zoomはミーティング毎にIDが振られるのだけど、IDは基本使い捨てらしいので、毎回片方のデバイスでミーティングを立てて、もう片方のデバイスでIDを入力してミーティングに入らないといけない。それでは手間なので、 画面共有のみに使う場合は、恒久的に使える個人ミーティングスペースID(PMI)を使ってミーティングを始めたほうが、 操作が少なく済んで楽。
    • さらに操作を楽にするには、インスタントミーティング(ホーム画面の「新規ミーティング」を押して始まるミーティング)に、常にPMIを使用するよう設定する(参考)。そうすれば、アプリを開いて、ボタン一つで個人ミーティングスペースに入ることができる。
  4. 個人ミーティングスペースに入ったら、共有したい画面のデバイス(今回はタブレット)の上部にある、「共有」をタップし、一番上の「画面」をタップする。すると、もう片方のデバイス(今回はPC)に、タブレットの画面が表示される。

この方法のメリット

  • 教卓・ケーブルから自由になれる
    • これで教卓やAVボックスにかじりつき問題は解決される(はず)。あとは自分の腕次第。
  • PC・タブレット画面を同時に映すことができる
    • PC上のウインドウの一つにタブレットの画面が表示されるので、半分はタブレット画面、半分はずっと提示しておきたい資料を映す、といった柔軟な使い方ができる。
  • すべてのデバイスで同じネットワークに接続する必要がない。
    • 例えばFire TVなどの画面ミラーリングは同じネットワークに接続する必要があるが、意図せずして他のネットワークを拾ったりする(勤務校では無線LANに複数のSSIDがあって、たまに何かのはずみで切り替わっている)と、接続が切れてしまう。だけどこの方法ではZoomのサーバーを通して接続しているので、どのネットワークを拾っても接続は維持される(はず)。
    • ただし大学によっては、このようなアプリでの通信が制限されているかもしれないので注意。
  • お金がかからない。
    • Zoomは今のところ無料版でも十分な機能・性能があるので、PCさえ持っていれば、追加の費用はかからない。ただし、いつまで無料で使えるかは未知数。

この方法のデメリット

  • (特に接続直後)タイムラグがある。
    • 外部のネットワークを経由しているので、どうしても直接接続するよりも反応が遅い。
    • Web上では、Skypeよりも安定している、とった口コミも見かけたけど、実際のところ比べてどうなのかは、こちらでは未検証なのでわからない。
    • ただ、印象としては、接続後しばらくすると、かなり安定して動作するようになった(気がする)。
  • PCを持ち込まないといけない。
    • 自分はPCも毎回持参するつもりなので特に問題ないが、持っていくのはPCかタブレットどちらかにしたいという人には向かない方法だと思う。

おわりに

とりあえず今学期から試してみて、何かあったらここに追記したいと思います。

2018年振り返り

毎年恒例の一年の振り返りを。

研究について。論文投稿はなんとか1本できた。院生時代より仕上げるのにすごく時間がかかってしまった。昔より書くスピードが遅くなったのもあるけど、それよりも研究以外の業務(もちろん家庭のことも含む)が多くなってきて書くためのまとまった時間が取れなくなったのが大きいと思う。一方で研究以外の業務の合間を縫って時間を確保する体制が少しずつできてきたように思う。この調子でどんどんやっていきたい。

共同研究では、敬愛する先輩先生と、初参加の教育工学会で発表する機会をいただいた。学部生のときに『英語教育』で記事を読んで一方的に憧れていた先生とご一緒させていただけたのは本当に嬉しかった。あと自分の名前が入っている論文が国際誌に1本、国内誌に1本、それぞれ採択された。内容のみならず、査読への対応など勉強になることが多かった。こういう機会は今後も大切にしていきたい。

一方で今年は自分がメインで人前で話す機会はなかった。発表が増えると書く時間とかインプット量が減ってしまうので意図的にそうしたのだけど、それが吉と出るか凶と出るか。

研究絡みだともう一つ、5月の学会大会の実行委員長業務があった。学会内外の先生方に多大なご援助をいただいたおかげでなんとか終えることができた。しかしこれで春先の自分の時間はほとんどもっていかれた。某所の事務局で会を回した経験がなかったら潰れていたかもしれない。いかんせん開催校にいたのが自分一人だったこともあり、かなりしんどかった。自分のような立場も力もない若手ががんばらないと回らないような仕組みは、もともと無理があるわけなので、変えていかないといけないと思う。

大学内では、仕事をいろいろ任せてもらえるようになってきた。来年度からもいろんな仕事を担当することになりそうなので、信頼を裏切らないように頑張っていきたい。

家庭のことは順調そのものだと思っている。実際どうなのかは家内に直接聞いてみてください。

来年度の長期的な目標は、どうせ有言不実行になってしまいそうなので設定しないでおこうと思う。とにかく、その瞬間瞬間の仕事にベストを尽くすことに集中したい。

ということで本年は大変お世話になりありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

Home away from home

先日の大阪でのLET全国大会の後、せっかく近くまで来たのと、高速道路のインターチェンジができて行きやすくなったということもあって、昔住んでいた街に少しだけ寄ってみた。高槻市というところで、小5の春までをここで過ごした。社会科での地域学習の授業も受けているので、高槻市の小学生程度にはこのあたりのことも知っている(逆に和歌山は地域学習がひと通り終わってしまった後の小5の夏から転校したので、地域のことを知るのに大変苦労した)。

高速道路を下りると、よく使ったバス停の周辺に出た。昔は山しかなかったのに、インターチェンジができて、今は大きな交差点になっていた。実は数年前に和歌山から名古屋に戻る道中にバスに乗って立ち寄ったことがあったのだが、そのときにはまだ工事中だったはずだ。自分の住んでいたときの記憶、数年前の記憶、今回の風景の3つにかなりギャップがあったので、戸惑った。

昔住んでいた宿舎(団地)はもう潰されてしまって、今は完全に住宅地になっていた。そびえ立っていた給水塔も、ボール遊びや鬼ごっこをした(あと骨折もした)公園も、同級生と野球をした広っぱも、全部なくなってしまった。数年前にはそのときにはまだ建物が取り壊されただけで、多少の雰囲気は残っていたように思うが、今回はもうその面影もなくなってしまっていた。

宿舎の並びから道を挟んで向かいの通りには、お店や住宅が並んでいたのに、それもかなりなくなってしまっていた。よくおつかいに行ったスーパーも、道路拡張で跡形もなくなっていた。小学校までの通学路だった商店街も、かなりのお店が閉まっていた。

とはいえ、昔と同様に残っているものもあった。

よくコロッケを買いに来た商店街のお肉屋さんは今も営業中だった。このお店は店頭でコロッケやミンチカツを揚げていて、前を通るととてもいい匂いがしたのだ。今まで食べたコロッケの中でここのが一番美味しいと思っていたけど、この日もやっぱり美味しかったので、思い出補正ではなかったようだ。また買いに来ますね。

父親に連れられて鉄棒の練習に来た、宿舎の敷地外の公園も健在だった。逆上がりができず、悔しいのと悲しいので、泣きながら練習したのだった。泣いているところを同級生に見られて、恥ずかしかった記憶もある。今は涙を流すことはほとんどなくなった。ましてや悔し涙など長い間流していない。あの頃のひたむきな気持ちは失われてしまったようだ。

遠足のおやつを買いに来た駄菓子屋もまだあった。当時は遠足のおやつは150円までと決まっていて、その制限の中で好きな駄菓子の組み合わせを考えるのがとても楽しかった記憶がある。数年前に来たときは、昔店にいたおばちゃんではなくおっちゃんが店番をしていたけど、今はどうされているのだろうか。

小学校までの通学路も、昔と変わらないままだった。当時はすごく長い通学路だと思っていたが、今見るとそんなこともなかった。通学路上にあった公園も、小学校の校舎も、昔は大きく見えたのに、今見るとそれほど大きくは見えなかった。僕の身体が昔より大人になったからなのか。

通った幼稚園や小学校も、そのままだった。当時の同級生とはまったく連絡をとっていない。小学校の5年、幼稚園からなら7年を一緒に過ごしたとはいえ、それももう18年前のことなので、さすがにみんな自分のことなど覚えていないと思う。当時携帯電話があったなら…と思ったりすることもあるが、自分が連絡不精なので、あってもなくても結局今と変わらないような気もする。みんな元気にしているのかな。

1時間弱の滞在だったが、これ以外にも色々と見て回れた。また帰ってきます。