皆様ふるってご参加ください。
【2016.7.23追記】Lightning Talkのスライドを公開しています。
みんな仲良くボチボチと
川口勇作のサイト
皆様ふるってご参加ください。
【2016.7.23追記】Lightning Talkのスライドを公開しています。
非常勤で情報科目を担当したりしていると、教え子の学生さんや周りの院生さんからパソコンに詳しい人だと思われて、「どういうパソコンを買えばいいんですか?」とか「おすすめのパソコンはありますか?」とかなんとか聞かれることがよくある。
実際はただのエンドユーザーなので、その筋の人から見ると全然詳しくはないのだけども、自分ならどういうパソコンをお勧めするかを、普段良く聞かれるトピックを中心に、素人なりにまとめてみたいと思う。
一応、大学生、もしくは高度な技術を必要としない大学院生の方で、課題でレポートや論文を書いたり、授業や学会で発表したりするのにPCが必要な、けどやたらと派手にPCにお金をつぎ込むことのできない方を念頭に置いて書いています。
【画面サイズ・重量】
「どんなのを買えばいいですか?」と聞かれたときに私が真っ先に聞くのが、「どこで使うものですか?」という質問。自宅で据え置きで使う(=持ち出す機会はまったくない)のか、それとも持ち運びがメインなのか、基本は据え置きだけどたまに持ち出す程度なのか、という具合に。その答えによって、お勧めするサイズや重量は異なってくる。
【CPU】
これもどういう用途で使用するかによって回答が変わってくる。
WordやExcel、PowerPointを使うくらいであれば、IntelのCeleron(まだあるのかな?)とかCore i3とかの、デュアルコア(コア数が2)のものでもなんとかなると思う。予算に余裕があるのなら、少しグレードを上げてCore i5を選んでおけば大体の場合に不自由を感じることはないはず。
AMDのCPUはよくわからないのでごめんなさい。とりあえずコア数(AMDだとモジュール数?)が2以上だと良いと思います、はい。
大きいデータを扱ったり、複雑な計算が必要な分析をしたりする(もしくは今後する可能性がある)場合には、ここをケチると結局買い直しになって高くつくので、最初からクアッドコア(コアが4つ)のCore i7を選んでおくと良い。ただし、性能の良いCPUを載せると、バッテリーの持ち時間にも影響してくるので注意が必要。
「持ち運びはしないので、CPUは高性能なもので」「持ち運びがメイン(=バッテリー持ちが大事)で、ヘビーな作業はしないので、CPUは少し抑えめの性能で」といった具合に、自分の用途をよく考えて選ぶのが良い(バッテリーについては後述)。
【メモリ】
8GBくらいあれば、ストレスを感じることはないと思う。最低でも4GB。OSの最低動作環境で2GBあれば良いとか書いてあっても、それはなんとか動作する最低レベルという話なので、信用なさらないように。もちろん予算に余裕があるなら、大きめのサイズを載せておくのが良い。
後にメモリを増設する予定がある場合は、パソコンが対応しているメモリの最大サイズと、装着できるメモリの枚数を確認しておく。そもそも増設ができない(しにくい)ものや、今付いている以上のサイズは認識しないという場合もある。
【記憶ドライブ】
記憶ドライブには、一般的にハードディスク(HDD)がよく用いられているが、個人的にはソリッド・ステート・ドライブ(SSD)をお勧めする。起動や動作の速さがHDDと比べて段違い(個人の感想)。あとHDDはSSDよりも少し重く(物理的な意味で)、また衝撃にも弱いため、そのあたりもSSDの方が優れている点だと思われる。
同じ値段のHDDとSSDを比較すると、SSDの方が容量は小さくなるが、WordやExcel、PowerPointを使うくらいならそれほど大容量の保存領域が必要になることはないと思うので、HDDを選ぶメリットもないだろう。経験上、128GB~256GBくらいの容量があればなんとかなるように思う。
仮に、大量の写真や動画などの大容量データを持ち運ぶ必要(そんな必要ってめったにないとは思うが)のある場合は大容量のSSDを選ぶか、小容量のSSDと外付けのHDDを組み合わせて使うのがよいだろう。たまにしか使わない大容量データのために、普段の使用感・サクサク感を犠牲にするのは馬鹿げているもったいない気がする(個人の感想)。
【バッテリー】
PCを出先で使う場合。これも難しいが、仮に持ち運びをする際にバッテリの心配をしたくないということであれば、カタログ値で10時間前後のものを目処にすると良いと思う。それくらいあれば、例えば学会でプレゼンをする場合でも、ホテルを出てから帰るまで、発表時間外に多少スライドの手直しをしたり、発表や講演のまとめをしていたとしても、一日充電が必要になることはないと思われる。あ、もちろんカタログに10時間と書いてあるからって実際10時間持つわけじゃなくて、それくらいの性能なら一日なんとかなるだろうという、予想の話。つけっぱなしなら、そんなにも持たないと思う。
カタログ値が10時間未満でも、控えめに使えば一日持つとは思うが、もし5時間未満なら、万が一に備えてアダプタ携帯が必須という印象。
あと、カタログ値を見る際に気をつけてほしいのが、バッテリ動作時間の測定法だ。この測定法は一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)というところが出しているもので、Ver1.0とVer2.0がある。JEITAの測定法の違いについては、以下に詳しい。
http://japanese.engadget.com/2014/02/21/jeita-v2-0-13-qvga-mpeg1-hd-h-264-lan/
Ver2.0の方が、1.0よりも現実の使用場面に近い条件下で測定がされているので、実際に値を見るときは、2.0のものを見るようにする。書かれている数値がVer1.0のものか2.0のものかは、カタログのバッテリ動作時間の横に小さく書かれていたり、※で注釈がついていたりするので、注意深く探してください。
【映像出力】
PCの画面をプロジェクタに投影する場合の、接続端子について。学会などに行くと、機器トラブルのほとんどがこれ。
基本的に、多くの大学や学会会場のプロジェクターで対応しているのは、15ピンのD-sub端子。一般的には、D-subとかVGA端子とか呼ばれているが、これが付いているものを選ぶのが一番安全。
ただ最近のPCは、薄型化の影響か、アナログ→デジタルという社会の動きからか、D-sub端子が搭載されていないものも多く、代わりにHDMIや、micro HDMI、DisplayPort、Mini DisplayPortといった端子が備わっているものが多い。これらの端子しかない場合、これらをD-subに変換するケーブルを別途購入する必要がある。ただし、変換がうまくいかない場合も多々あるので、発表時に映像出力がうまくいかなかった際に自力で何とかする自信のない場合は、D-sub端子の付いているものを選ぶのが一番確実だろう。
といっても、徐々にHDMIに対応してきた大学や学会会場も増えてきてはいるので、先のことを考えると、D-subに加えてHDMIも付いているPCがいいと思う。
余談だが、発表用PCが会場に備わっている学会は親切で、大抵の場合PCを持参する必要がある。あと、VGAへの変換ケーブルも会場には備わっていないので、自前で持ってくるのが普通。発表時にスライドを投影する場合、PCないし変換ケーブルはきちんと持参しましょう(自戒を込めて)
【ソフト】
Microsoft Office は持っているとと便利。最低でもWord、Excel、PowerPointの入っているグレードのものを選ぶ。
もちろん廉価版のOfficeソフト(Kingsoft Officeなど)や無料のOfficeソフト(LibreOfficeなど)を使ってもらってもよいが、授業の課題や論文投稿時には、Wordファイルで余白は何mmで、、、とか細かい条件を指定される場合もある(私はしませんが)。そういう場合、一度LibreOfficeなどで作成したファイルを、Microsoft Officeのファイル形式に保存しなおして、Microsoft OfficeがインストールされているPC上で、レイアウトなどのズレを確認する工程が必要になったりして、結構面倒(個人の感想)。なので、面倒が嫌いな方は、Microsoft Office を持っておいて損をすることはないと思う(個人の感想)。
あとは、大学ではPDFファイルを使用することが多いので、もしPC購入時に、定価よりも廉価に買えるオプションが付いているのであれば、Acrobatを購入しておくと後々役立つこともあるかもしれない。
こんなものだろうか。また気づいたら追記します。
追記(2016.11.15)
ただし以上の内容は、私個人の偏見に満ちた感想であり、これを真に受けたことによって被るいかなる損害に対しても、責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
これまではOffice 2007を使っていたのだけど、今期から非常勤先の一つがOffice 365を提供してくれることになったので、最近はおこぼれにあずかってOffice 2016を使っている。
Office 2016には全体的に不満はないのだけども、唯一困っているのが、PowerPoint 2016のフォントサイズを大きくしたり小さくしたりするショートカットキーが、 PowerPoint 2007のそれと変わっているということだ。
PowerPoint 2007では、 Ctrl + ] でフォントサイズを大きく、 Ctrl + [ でフォントサイズを小さくすることができた。
だが PowerPoint 2016では、 この Ctrl +[ or ] が使えなくなっていた。なので、大きくするときには Ctrl + Shift + > を、 小さくするときには Ctrl + Shift + < を使うことになる。
Ctrl + Shift + > or < というショートカットキー自体は昔から、少なくともOffice 2007にはあった(のは知っていたが、3つのキーを押さなければいけないので敬遠していた)。これはデフォルトで決まっているフォントサイズを行ったり来たりするもの(…10, 10.5, 11, 12, 14, 16…のような感じ)。
一方、 Ctrl +[ or ] は、単純にフォントサイズを1ずつ増減させるというもので(…10, 11, 12, 13, 14…のような感じ)、もちろんOffice 2016でもこの2つは同様に使うことができる…はずなのにPowerPointでは使えないのは何故だろう。
ちなみにWord 2016やExcel 2016では、今までどおり Ctrl +[ or ] 、Ctrl + Shift + > or < ともに使えているので、どうやらPowerPointだけが仕様変更したようだ。もしくは、自分だけに起こっている、PowerPoint 2016のバグなのだろうか。
いずれにせよ、今まで直感的に使えてきた機能が急に使えなくなるというのは、なかなか困ったことだ。
先日、非常勤先のFD研修会にある高名な先生がいらっしゃるとのことで参加させていただいた。
その中に「大福帳」についてのお話があった。
大福帳については以下に詳しい。
https://kogolab.wordpress.com/授業のデザイン/大福帳/すべての授業で大福帳を使おう/
https://kogolab.wordpress.com/授業のデザイン/大福帳/大福帳テンプレート/
前任者である先輩から授業を引き継いだときに、「こういうの使うといいぞ」と教えていただいて、「振り返りシート」という名前で以下のようなものをA4サイズに印刷して使っていたのだが、これも大福帳の一つの形だろう。
ただ、授業を1年やった中で、感想に「おなかすいた」とか「ねむかった」とかそういうのばかり書いてくる学生さんをたくさん見てきたので、「感想を書け」とだけ言われても何を書いたらいいのかわからないというのもあるのかなあとか、どうせ書くなら、ポートフォリオみたいな、そういう後になって学びを振り返れるようなものがいいかなあとか、いろいろ考えた。
それで、今年度の後期からはこういう感じにマイナーチェンジしたものを、A3サイズに印刷して使っていた(実際に使っていたものとは少し異なるが、理由は後述)。
振り返りシート_20160302(PDF)
項目は小テストの得点のほか、「できたこと/わかったこと」、「できなかったこと/わからなかったこと」、「感想」となっている。
実は後期に実際に使っていたものは、「できたこと」・「できなかったこと」という項目になっていた。「わかったこと」・「わからなかったこと」という記述は、後期が終了した後に追加した。これは、他の人の発表を聞くような回では、できたことを書けと言われても「人の話をちゃんと聞けた」くらいのことしかなくて、何を書いたらいいのかわからないという苦情があったからだ。
「授業内の質問」というのは、「今おなかすいていますか?」みたいな質問ではなくて、授業内容に関わるような質問のこと。以下のページの「発問即テスト法」を見て「いいな」と思って取り入れてみた。
https://sites.google.com/site/zukeshomepage/publications/practical-papers/030-wakaru
このシートをしっかり書きさえすれば、出席回数、小テストの得点から、自分がどのような内容を学んできたのかまで一目瞭然、とは言いすぎだが、少なくとも授業の中でやってきたことは把握しやすいのではないかと思っている。
少なくとも、成績評価の際に出席回数の確認はすぐできるし、小テストがどの程度の出来なのか一目で把握できたりと(さすがにここに書かれた得点をそのまま評価の際に使うのは躊躇するが)、教員側にとってもなかなか便利ではある。
そういえば、研修会の中で、eラーニング教材向けの動画作成ソフトの話があって(むしろこちらが本筋)、いろいろと使えそうで非常に興味深いお話だったのだけど、それについてはまた後日。
何度もやってるのにどうも覚えられないのでここにまとめてメモ書き。
自分の研究は、質問紙などの順序尺度データだったり、正規性のないデータだったりを使うことが多いので、相関分析をする場合には必然的にピアソンの積率相関係数ではなく、順位相関係数を使うことが多い。
基本的にはスピアマンを使っているが、ケンドールが報告されているのをあまり見かけないのでいつかドヤ顔で使ってみたいという厨二心もある。
順位相関係数を出すだけならすぐにできる。Rだとこう(ダジャレではない)。
> cor(dat, method=”spearman”) #スピアマン
> cor(dat, method=”kendall”) #ケンドール
無相関検定とか信頼区間の算出をする場合はcor.test関数を使う(引数が2つ必要なことに注意)。
> cor.test(dat[,1],dat[,2],method=”spearman”)
Spearman’s rank correlation rho
data: dat[, 1] and dat[, 2]
S = 459.55, p-value = 0.001742
alternative hypothesis: true rho is not equal to 0
sample estimates:
rho
0.6544704警告メッセージ:
cor.test.default(dat[, 1], dat[, 2], method = “spearman”) で:
タイのため正確な p 値を計算することができ
はいでてきt、あ、あれ?
調べてみるとcor.test関数では、ピアソンの積率相関の場合のみにしか信頼区間を出してくれないらしい。
http://www.inside-r.org/r-doc/stats/cor.test
次はこれを試してみた。corrgramパッケージのcorrgram関数。信頼区間が一気出しできるpanel.confオプションが便利。
https://cran.r-project.org/web/packages/corrgram/corrgram.pdf
だがここにも落とし穴。
母相関係数の信頼区間を一気出しするためにcorrgramを使ったら、出てきた相関係数(スピアマンの順位相関)が、psychパッケージのpairs.panels(method=”spearman”)で出した相関係数と一致せず、おかしいなあと思って調べてみた。
— Kawaguchi Yusaku (@kwsk3939) 2015年7月31日
マニュアルを読みなおしてみると、どうもcorrgramで信頼区間を出すpanel.confオプションは、オプションで順位相関を選んだ場合(cor.method=”spearmman/kendall”)機能しないそうだ。 https://t.co/wjfBsh6rSG
— Kawaguchi Yusaku (@kwsk3939) 2015年7月31日
結局は中でcor.testが動いているので、順位相関では信頼区間が出せないいうことだそうだ。
はてさて、困った。
【解決策1】
langtestを使う。スピアマンでもケンドールでも使える。一番簡単かつ手っ取り早い。
http://langtest.jp/shiny/cor/
【解決策2】
スピアマンの場合、DescToolsパッケージのSpearmanRho関数を使う。
https://cran.r-project.org/web/packages/DescTools/DescTools.pdf
1,2番目の引数には変数、3番めの引数では
> library(DescTools)
> SpearmanRho(dat[,1],dat[,2],conf.level=0.95)
rho lwr.ci ups.ci
0.6544704 0.2983596 0.8506335
この結果はlangtestの結果と一致する。
【解決策3】
これもスピアマンの場合。RVAideMemoireパッケージのspearman.ci関数を使う。
https://cran.r-project.org/web/packages/RVAideMemoire/RVAideMemoire.pdf
これは上の2つとは違い、スピアマン順位相関のブートストラップ信頼区間を出してくれる。
> library(RVAideMemoire)
*** Package RVAideMemoire v 0.9-52 ***> spearman.ci(dat[,1], dat[,2], nrep=1000, conf.level=0.95)
Spearman’s rank correlation
data: dat[, 1] and dat[, 2]
1000 replicates95 percent confidence interval:
0.2263722 0.9238737
sample estimates:
rho
0.6544704
【解決策4】
これはケンドールの場合のみ。NSM3パッケージのkendall.ci関数を使う。
https://cran.r-project.org/web/packages/NSM3/NSM3.pdf
どうもこの本の計算方法に基づいて信頼区間を算出するようだ。
> kendall.ci(dat[,1], dat[,2], alpha=0.05, bootstrap=F) #漸近解析を使う場合
1 – alpha = 0.95 two-sided CI for tau:
0.187, 0.867> kendall.ci(dat[,1], dat[,2], alpha=0.05, bootstrap=T, B=1000) #ブートストラップを使う場合
1 – alpha = 0.95 two-sided CI for tau:
0.109, 0.838
ブートストラップを使用する場合は、Bの部分で抽出回数を指定する。
いろいろ種類があって、どれを使うのがいいかはよくわからないし、もう全部langtestでOKじゃなかろうかと思ったりもするが、手数は多いに越したことはないだろう。
【追記1】2016.03.13
このようなご指摘があったのでここで紹介させていただきます。
@kwsk3939 cor.test(rank(x), rank(y)) により,スピアマンの順位相関係数と信頼区間が求まる(表示はピアソンの積率相関係数だが)。
— foobar (@anonymous124816) 2016年3月13日
【追記2】2016.03.27
Nagoya.R #15にて、このブログの内容について発表しました。以下は発表スライドです。
【追記3】2016.03.27
スピアマンの順位相関係数の信頼区間について、以下のページをご紹介いただきました。
cor.test関数とrank関数の組み合わせで算出した信頼区間と、ブートストラップで算出した信頼区間との間には大きな差はないようだ。
誰にも頼まれていないけどこの一年の振り返りを。
そういや去年はもうちょっとギリギリに書いていたような気がする。
トドを前倒しでできるようになったということか(違
今月、昨年 Language Education & Technologyに投稿した筆頭著者の論文が2本とも採択(条件付き)されたのが今年一番の収穫です。ただいま絶賛修正中です。
研究業績というものは他人と比較するようなものでもないとは思うのですが、同世代の人に水を開けられて焦っていたのも事実なので、何はともあれ一気に2本採択されたのは良かったです。
その他にも、年明けに共著者として名前の入った論文がARELEに2本採択されたり、その他の論文も刊行されたり、本数的には結構やれたと思います。
ただし今年は全然書けていないということは反省点です。「お前院生のくせに何やってるんだ」とよく言われますがまさにそのとおりなので、来年はしっかり書きたいです。
発表は9本、うち1st(実質)は6本できました。
初めての英語での発表(ポスターだけど)もできたので、来年は口頭発表が英語でできればと思います。
久しぶりに単独発表もしたりして、一人でもできる手応えみたいなものもありました。
一方で博論は(ry
ごめんなさい、来年から全力出します。
絶対的にインプットが少ないのに、その割にアウトプット(発表)ばかりしてるので、来年度は発表をちょっと減らしてしっかり勉強しようかなあと思ったりもします(毎年思ってる
Nagoya.Rも2回開催できたのはよかったです。来年は定期開催できるといいなと思ってます。
非常勤は、勤務先、授業数が増えて、時間のかなりを授業準備や移動時間に割くことになりました。
授業は好きなので(下手の横好き)苦にならなかったのだけど、早朝出勤、長時間の移動はつらかったです。
授業準備が前日に終わらず、電車の中でやるということも多くなり、時間を要領よく使うことの大切さを痛感しました。
基礎研では、今年も事務局長としていろいろやらせてもらいました。
あと、6月に母校で開催されたCELES和歌山大会では、運営委員としてサイト運営や機器管理を担当させてもらいました。
事務仕事がそこそこできることだけがとりえだったのに、最近は仕事が遅くなってしまったり、部会長の田村さんにいろいろやってもらうことも多かったりしたので、来年は他の人に迷惑をかけないように効率よく仕事をこなしていくことを心がけたいです。
gksnとか研究助成にことごとく落ちたり、お金がないのにパソコンを新調したり、研究書を買ったり(そして書棚の肥やしにしたり)とお金に羽が生えて飛んでいった一年でもありました。
あと今年は牛丼とラーメンをよく食べました。来年もたくさん食べたいですね。
公私ともいろいろありましたが、まあこんな感じです。
来年もどうぞよろしくお願いします。
本当に雑感です。
8月4-6日、大阪で行われた外国語教育メディア学会全国大会に参加してきました。
今回は、単独研究の発表が1本、共同発表者としての発表が1本、公募シンポジウムの登壇者としての発表が1本、合計3本の発表がありました。全国大会での単独の研究発表は実は初めてだったのですが、なんとか無事に終えることができてよかったです。
コメントをくださった先生方、会場にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。なんとかひとつの研究として形にできるよう、頑張っていきたいと思います。
体力的にちょっと無茶をしたような気はしましたが、まだ少しくらいは無理がきく体ではあるようです。丈夫に産んでくれた両親に感謝です。
あ、私の発表スライドはこちらからご覧になれます(シンポジウムのスライドは少々お待ちください)。
長らくご無沙汰していた先生方とも久しぶりの再会ができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。
最後に、大会実行委員の先生方、本当にありがとうございました。ここ最近、学会運営の真似事のようなことを経験してきたことで、大きな学会大会を回す大変さがよくわかりました。
裏方で動いてくださっている方への感謝の気持ちを持って、これからも学会に参加していきたいと思います。
追記(2015.08.10)
シンポジウムのスライドを公開しました。
あまり上のと変わりばえしない。。
こんな時間に何やってるんだという話だけど。
紙をスキャンしてPDF化するとする。そのときによくある(?)話として、「裏表を別々のPDFにしたい」というのがある。
例えば、出席番号順に並べられた両面印刷のテストの答案を、表面・裏面別々にスキャンする場合など。
表面はそのままの順番で、コピー機のスキャナなり、ScanSnapなりにかければそれで大丈夫だからいいんだけども、面倒臭いのは裏面のスキャンである。スキャンの前に順番を手作業で入れ替える必要が出てくる。10人20人くらいなら何とかなるが、大人数になるときついものがある。かといって、逆の順番でPDFにしたもんなら、ページを逆に繰っていかないといけなくなる(まぁそれでもいい人はそれでいいんだけども)。
実際PDFのページ順の編集はAcrobatを使えばできる、、が世の中にはそんな高いソフトを持ってる人ばかりいるわけではない(そもそも持っていたとしても、Acrobatにはページ順をご丁寧に逆にしてくれる機能は備わっていない)。
あと、仮想プリンターで逆順印刷という方法もあるけど、画質が劣化したりファイルサイズが大きくなったりすることを考えるとちょっと。。
何とかならないものか。
解決策:「pdftk」というフリーソフトを使ってPDFのページ順を変えてしまおう
「pdftk」はフリーソフトではあるものの、CUIなのでとっつきにくいかもしれない。その点のみ注意。
※以下Windowsでの作業
1. 下記のページからインストーラーをダウンロードする。「Download PDFtk Free!」という緑色のボタンがそれ(なんか偽物っぽいけど本物)。
PDFtk – The PDF Toolkit
https://www.pdflabs.com/tools/pdftk-the-pdf-toolkit/
2. インストーラーを開いて指示に従ってインストール。
3. なんかGUIっぽいウィンドウが出てくるけど、有料版買えと言われるだけなので閉じる。
4. コマンドプロンプトを起動。コマンドプロンプト?何それ?という人はスタート開いて「cmd」で検索。
5. まず「pdftk」と入力してEnter。以下のような表示が出ればおk。
SYNOPSIS
pdftk <input PDF files | – | PROMPT>
[ input_pw <input PDF owner passwords | PROMPT> ]
[ <operation> <operation arguments> ]
[ output <output filename | – | PROMPT> ]
[ encrypt_40bit | encrypt_128bit ]
[ allow <permissions> ]
[ owner_pw <owner password | PROMPT> ]
[ user_pw <user password | PROMPT> ]
[ flatten ] [ need_appearances ]
[ compress | uncompress ]
[ keep_first_id | keep_final_id ] [ drop_xfa ] [ drop_xmp ]
[ verbose ] [ dont_ask | do_ask ]
Where:
<operation> may be empty, or:
[ cat | shuffle | burst | rotate |
generate_fdf | fill_form |
background | multibackground |
stamp | multistamp |
dump_data | dump_data_utf8 |
dump_data_fields | dump_data_fields_utf8 |
dump_data_annots |
update_info | update_info_utf8 |
attach_files | unpack_files ]For Complete Help: pdftk –help
6. 並び替えたいPDFファイルのあるフォルダに移動する。最初は自分のユーザーフォルダにいるはずなので、このページを参考に、コマンドを打ち込んでいく。
基本的にはcdコマンドしか使わないが、フォルダの中身を確認したい場合にはdirコマンドを使う。フォルダ名が長くて全部打ち込むのがしんどい場合には、途中まで打ち込んで「Tab」キーを押してみる。
7. 以下のように入力
pdftk ページを逆にしたいPDFのファイル名 cat end-1 output ページを逆にして保存するときのファイル名
例えば「himajin.pdf」という名前のPDFのページを並び替えて「himajin_2.pdf」という名前のPDFにして保存したい場合には
pdftk himajin.pdf cat end-1 output himajin_2.pdf
と入力するとよい。
これで同じフォルダの中に、並び替えの済んだPDFファイルが新しい名前で保存されているという算段。
Macの人も、インストールしてからの手順は一緒(のはず)。
コマンドに慣れていない人には少ししんどいかもしれないけど、Acrobatも必要なければ、仮想プリンターでの印刷のように画質が劣化することもない。
機会があればぜひ。
以下のページを参考にしました。
さて、遊んでないで帰ろう。
特に振り返るほどのこともなかったのでブログを書くつもりもなかったのですが,@uranoken先生が今年の振り返りブログを書かれたとのことですので,私もお約束にしたがってブログを書くことにしました。
ただ無理やり内容をひねり出しているので,内容がくだらないことはご了承ください。
今年は修士論文を出したり,博士課程の入試を受験して合格,入学したり,大学・短大での非常勤講師を始めさせていただいたりといろいろな出来事がありました。去年の今頃は修論でウワーッってなってたのですが,あれも今となってはいい思い出です。
研究面では,今年は筆頭発表者として基礎研年次例会,LET全国,JASELE,LET中部の4つ,共同発表者としていくつかの学会発表をさせていただきました。
また,論文も筆頭著者として3本投稿できました。共同研究の論文も1本採択という結果をいただき,満足いく1年といえると思います。
また,静岡大学・信州大学の合同ゼミ合宿に,LET中部支部外国語教育基礎研究部会の一員としてお邪魔させていただきました。学部時代を思い出して,刺激になりました。
昨年から開催されてなかったNagoya.Rを開催できたのもよかったです。
私レベルにしてはよく頑張ったほうだと自己評価しています。
ただ単独の研究が全然ないので,来年に向けて一人でも研究を進めていける自力をつけていければと思います。
あと博論…でしたっけ?も進めていきたいと思います。
はい。
そうそう,来年は故郷の和歌山で中部地区英語教育学会が開催されます。
http://www.celes.info/wakayama2015/
私も一応実行委員に名を連ねています。
せっかくの機会ですので,いろいろ勉強させていただこうと思います。
今年は年末年始を実家でのんびり過ごしております。
今年はなにかとバタバタしてて,うまく切り替えができてなかったように思います。
来年はメリハリを大事に過ごしていきたいと思っております。
それでは,来年もよろしくお願いいたします。
…今年のうちに投稿できてよかった。
この夏に開催される関連学会にて筆頭発表者としていくつか発表をさせていただくことになっているので,ここにまとめていきたいと思います。あと筆頭発表者ではないものもまとめさせていただいてます。
(スライドの内容は発表直前まで改変される場合があります)
まず 8月4日から6日まで福岡大学にて開催される外国語教育メディア学会(LET) 第54回 全国研究大会にて発表させていただきます(私の発表は2日目です)。
タイトルは「新しいコンピュータ支援語学学習態度尺度作成の試み:英語を学習する大学生を対象として」です。草薙邦広さん(名古屋大学大学院)との共同研究です。「コンピュータ支援語学学習態度尺度」という尺度を作成して,その妥当性,信頼性を検証するという内容です。
発表スライドはこちらです。
なお,同日に(というより発表の直後に)石井雄隆さん(早稲田大学大学院),石井卓巳さん(筑波大学大学院),草薙さん,阿部大輔さん,福田純也さん(いずれも名古屋大学大学院)との公募シンポジウムにも登壇します。「ライティング・プロダクトからライティング・プロセスへ―Writing MaetriX Corpus Project―」というタイトルです。ライティングプロセス記録・分析ソフト「WritingMaetriX」を用いて記録したデータで大規模なライティングプロセスコーパスを作成しようという試みについての内容です。
LETが終わった後は,名古屋に戻らずそのまま移動して8月9日,10日に徳島大学にて開催される全国英語教育学会 (JASELE)第40回徳島研究大会にて発表させていただきます(発表はこれまた2日目です。)。
こちらは「エッセイライティングにおける増加語数の時系列推移傾向はエッセイ評価を予測するか―線形回帰モデルおよびポアソン分布へのフィッティングを用いて―」というやたら長いタイトルのものです。こちらは室田大介さん,後藤亜希さん(いずれも名古屋大学大学院)との共同研究です。記録したライティングプロセスを線形回帰モデル(最初から最後まで一貫して語数が伸び続けるライティングプロセス)とポアソン分布(望ましいとされるライティングプロセスに形が似ている)にあてはめてみて,それぞれへの当てはまりのよさがエッセイの評定と相関するかを見た研究です。
発表スライドはこちらです。
同じ2日目には,草薙さんをはじめとした名古屋大学チームの共同研究発表「外国語における文法的慎重性尺度の開発」もあります。こちらは,「文法的慎重性」という学習者固有の要因を測定する質問紙の作成を行い,その妥当性や信頼性を検証したものです。
関心のある方はぜひお越しください。ご指導・ご助言をよろしくお願いします。