2021年振り返り

一富士二鷹三茄子

毎年恒例の一年の振り返り。一個前の記事を書いてたら、年内に間に合わなかった…w

ということで、元旦に読んでくださる方もいると思うので、縁起の良い言葉を見出しに置いておきました。どうぞよい元旦をお過ごしください。

研究

昨年投稿した実践報告1本が年明けに採択・掲載された。また、もう1本実践報告を投稿して、年明けに発行される予定。昨年は研究論文を頑張って書いたのに、今年は分析やデータ整理などの準備にかかりっきりで、論文執筆までたどり着かなかったのが残念だった。後述するように、研究室に行く回数が減ったことも影響してるような気もするが、来年(2022年)はいろいろ先に進めたい。

学会参加は昨年同様控えめだった。オンライン学会だと一日講演や発表を聞いて、誰とも話さず終わるというのが多いので、仕事のバタバタも相まって、つい足が遠のきがちになってしまった。とはいえ、一部のイベントでは久しぶりの先生たちとお話しできる機会もあってよかった。今度は対面でお会いしたいものです。

あと、メンバーとして入れていただいた中部地区英語教育学会の課題別研究プロジェクト「英語教育研究者のための研究倫理と個人情報保護の手立て」が採択された。久しぶりの共同研究プロジェクトなので、頑張っていきたい。

授業・仕事

春学期は、対面授業→オンライン授業→対面授業と切り替わり、秋学期はオンライン授業→対面授業と切り替わった。それと同時に、一部の学部では通年でハイブリッド授業をするという、授業形態が目まぐるしく変わる慌ただしい一年だった。しかも、昨年度から始まった3キャンパス出講のおかげで、研究室のあるキャンパスには週2日しか出講しないということもあり、現任校に着任してから一番研究室に行かなかった一年だったような気がする。準備は大変だし、制限も多いのでやりづらさを感じるのは昨年同様だが、来年はどうなることやら。

嬉しいこととしては、昨年度のオンライン授業時の取り組みに対して大学から表彰していただいた。表彰のような輝かしいものとは縁遠い人生を送ってきたので、正直気恥ずかしさしか感じないが、評価してもらえたこと自体はとても光栄なことである。正直、自分の実践に対しての自己評価は全然高くないので、今は嬉しさよりも、表彰に恥じないようにもっと頑張らないといけないというプレッシャーの方が大きい。

身の回り

引っ越しして生活環境が大きく変わってしまったので、一年の3分の1くらいがあっという間に過ぎてしまった。通勤距離・時間も長くなったので、今まで以上に時間をうまく使わないといけないのが今年の課題。

とはいえ無理して心身を壊してはいけないので、とりあえず健康第一で過ごしたいと思う。

最後に

夜遅くなって眠たいので、短めになりましたw こんな私ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Surface Pro 7を授業で使ってみた感想

もう大晦日が終わって新年になってしまった。毎年恒例の一年の振り返り記事でも書くかと思ってサイトを開いたら、2021年にまだ一つもブログ記事を書いていなかったことに気づいた。振り返りの一つ前の記事がその前の振り返りというのはみっともない気がするので、書こうと思ってほったらかしていたネタでお茶を濁すことにする。

去年(2020年)にSurface Pro 7を入手した。これには3つの動機があった。まず、Windowsタブレットがタブレット端末としての完成度をみること、次に特にWindowsタブレットが授業用途で実用に耐えるのかどうかを試すこと、そして勤務校で導入されたMicrosoft Teamsとの相性を見極めることである。Windowsタブレット代表として、Surfaceをピックアップしたわけである。Surface Pro 8がすでに出たこのタイミングで今更という感じだが、それぞれの観点で感想をまとめてみる。

なお、以下はタブレット端末としてSurfaceを使った際の感想であり、ラップトップPCとして使った際の感想ではないことを予めお断りしておく。

Surface Pro 7はタブレット端末として完成されていたか

昨年度初頭までは、研究・授業のためのタブレット端末としてiPad Proを使ってきた。研究では、論文やPDF資料への書き込みといった用途で、授業では教科書への書き込みや、動画・音源の再生に加えて、オンライン授業・ハイブリッド授業でTeamsに接続するといった用途で、iPadを使ってきた。ただ、個人的な好みとしてメインで使用するデバイスをすべてWindows(あるいはAndroid)に揃えたかったので、タブレット端末もWindowsタブレットに置き換えできないかということを考えていた。

タッチ精度やSurface Pen、スタンドといったハードの面ではかなり頑張っているように思うが、やはりソフト由来の使いにくさが気になった。WindowsというOSが、タブレットに最適化されていないのが一番の問題点だと思う。タイプカバーをひっくり返したり外した状態で、指やSurface Penでウインドウを操作する、ファイルを開くといったOSの操作をするときに何かしらのストレスを感じることが多かった。もちろん、こういったストレスはタイプカバーを使ってラップトップ化したときに解消されるのだけど、それだとタブレットではないよな…っていう。

PDFへの書き込みも、Drawboard PDFやMetamoji Noteを使ってみたが、どれもiPad × Apple Pencil(× GoodNotes)の組み合わせほど完成されていない印象を受けた。iPadに優っていた点としては、ファイル操作の直感性くらいだろうか。

Surface Pro 7は授業用途で実用に耐えるか

では、授業で使ったときの使い勝手はどうか。ラップトップPCと同じことができるので、ディスプレイの設定(複製・拡張の切り替え)や、スピーカ・マイクの設定、ウインドウの配置といった設定を細かく調整することができるのはよかった。これらの機能が制限されるiPadでは、教室や授業によってこれらの設定を変える際に不便さを感じることもあった(自分がiPadを使いこなせていなかっただけかもしれないが)。

例えば、教科書を映しておいて、その上に動画・音源再生用の小さなプレーヤーソフトを常に前面で表示するといったことは、ほぼほぼラップトップPCのSurfaceだからこそできることだと思う(自分がiPadを以下略)。

教科書に書き込みをするという点では、たいていは遅延などの問題もなく書けているが、突然アプリがフリーズしたりクラッシュしたりといったことがあったので、そう言う意味では、iPad × GoodNotesほど安定して動かない印象である。

ちなみに、Surfaceの画面をプロジェクタに投影する際は、Windowsで使用できるMicrosoft謹製のワイヤレスディスプレイアダプタが便利である。かさばらないので、教室移動があっても気軽に持ち運びができる。タブレットを操作しながら机間巡視もできる。
(ただ、i7モデルだと、バッテリ持ちがよくないので、机間巡視を考えるなら、CPUはあまり欲張らない方がいいと思う。)

Surface Pro 7とMicrosoft Teamsとの相性はどうか

先述したように、SurfaceはほぼほぼラップトップPCなので、当然Teamsの機能がフルに使用できるので、そこに不満はない。画面上に一度に表示できる情報量(学生に提示するための情報量というより、教員が操作するためのメニュー表示などの情報量)もiPadよりSurfaceの方が大きいので、今ではTeamsでオンライン授業やハイブリッド授業を配信する用途では、もっぱらSurfaceを使っている。

不満は1点、Teamsの表示画面の拡大・縮小がピンチイン・ピンチアウトで行えないという点だ(これはiPadでもできない。けどもしかしたら自分がiPadを以下略)。授業の流れや課題の説明などをTeamsのチャネルに投稿するのだけど、それを学生に見せる際に、100%表示ではプロジェクター上で字が小さすぎて読めないので、拡大をしないといけない。そのとき、いちいちマウスをポチポチするか、キーボードのショートカットキーを叩かないといけないのはとてもストレスだった。タッチパネルをピンチイン・ピンチアウトするだけで拡大・縮小ができるようになってもらいたいと思う。

あと、それほど頻繁に使ったわけではないが、提出物にペンで書き込みをするといった、タブレットならではの機能は、思ったほど気持ちよくは動いてくれなかった。Apple Pencilを使う分、iPadの方が使い心地がよかったように感じた。

まとめ

タブレットとしてSurface Pro 7を使ってみた感想を総括すると、できることも多いけど、行き届かないところもあって、全体的に可もなく不可もなく、という印象。Surfaceの名誉のために補足しておくと、ラップトップPCとしては、キーボードとタッチパッドがショボいことを除けば、満足しています。

これ書いてて2021年の振り返りが間に合わなくなってしまった。これから書きます。。