ThinkPad X1 Carbon(第3世代)のゴム足交換

先日、ThinkPad X1 Carbon(3rd Gen.)のゴム足が取れた(参考: ThinkPad X1 Carbon(第5世代)の感想)。そこでレノボのカスタマーサービスに連絡して、ゴム足を送ってほしいとお願いしたところ、保証内の範囲で対応してくれることになった。ただし、ゴム足だけ送るということはできず、ベースカバー(裏蓋)ごと交換になるという。PC本体を送りつけて先方で交換してもらうか、ベースカバーだけ送ってもらってこちらで交換するか、という選択肢を提示され、自分で交換を選んだというのが今週頭の話。

その後、いろいろと確認事項が書かれたメールが届いた。内容は、交換済みの部品を返送すること、その際梱包資材は送られてきたものをそのまま使うことなど、手続き上の注意点に加えて、シリアルナンバーの書かれたラベルを新しいベースカバーに貼り替えてください、とあった。

一昨日(連絡してから2日後)、ベースカバーが届いた。当たり前だが2年弱使ったものよりきれいである。早速取替作業を行う。ネジ穴が持っているドライバーと微妙にマッチしなかったが、なんとか締め上げ作業終了。あとはラベルを貼り替えるだけ…となったとき、ベースカバーと一緒にラベルがたくさん入った袋が同封されていることに気がついた。よくよく見てみると、製造地や基準適合マークが書いてあるラベルがいっぱい詰められていた。元々のラベルを移植すればいいやと思っていたので、横に放っておいて作業開始。

自分のものは日本の米沢工場で製造された、所謂米沢生産モデルというやつで、ラベルにもAssembled in Japanの表記とともに、Factory IDがYZ(米沢)と記されている。米沢モデルにこだわって購入した自分としてはこのラベルに思い入れがあるのだ。

そう思いながら作業を開始したのだが、なんとラベルを剥がすのに失敗してしまった。こだわりのラベルが見るも無残な姿に。つらい。こんなことなら剥がす前に写真をとっておくのだった。

それではせっかくなので新品ラベルを使わせてもらおうか・・・と思ったら、なんと自分のPCの製造地が表記されたラベルが入っていないではないか。添付されていたラベルは、Made in China表記の、Factory IDがKSのものばかりで、米沢ラベルは1枚も入っていなかった。

(ちなみに「KSってどこやねんks」と思いながら調べてみたが、この工場についての情報は見つからなかった。一体どこなんだろうか)

ということで、しかたなく応急処置として、日本語が書かれたKSラベルを貼っておいた。けどやっぱり悔しいので、レノボに米沢ラベルを送ってもらえないか交渉してみる予定。うーん。

そうそう肝心のゴム足は、今のところしっかりとくっついている模様。もう少し活躍してもらおう。


【追記】

サポセンに問い合わせてみたところ、米沢生産ラベルは保守部品として用意がなく、手配できないそう。とっても残念。米沢ラベルを貼り替えされる方は、破損しないようにご注意ください。

てかこんなガチガチにひっついたラベルを貼り替えるってのがそもそも無理ゲーだったよな…。

 

ThinkPad X1 Carbon(第5世代)の感想

そこかしこにいっぱいレビューが出ているので今更感はあるが、先日届いた第5世代のThinkPad X1 Carbonの感想を、感動が薄れないうちにまとめておきたい。

まず何よりサイズが小さくなったのが素晴らしい。今まで使っていた第3世代と比べて、14インチという画面サイズそのままで、額縁が狭くなったことで、ひと回り小さい13インチPCレベルの大きさになった。この微妙なダウンサイジングが意外と馬鹿にできなくて、膝上や、喫茶店のテーブル上で画面を開いたときの圧迫感がかなり軽減された。

そして軽くなった。第3世代は1.3kgほどだったのに対し、第5世代は1.1kgほど。たった0.2kgの違いだが、量りにかけるまでもなく、手に持って比べてみると軽くなったことがよく分かる。

個人的に一番楽しみにしていたのがWWANで、本体が届く前からSIMカードを入手して待っていたほど。使ってみると、やはり便利だった。出先でいちいち携帯のテザリングやらモバイルルーターやらをオンにする手間が省けただけで、すごく得した気分になる。スリープから復帰して再度電波を拾う際にもたつくのが気になるが、これからドライバがアップデートされればなんとかなると思っている。

割と重要視しているキータッチも、第3世代と比較して改善されたように思う。フニャフニャせず、しっかりしているし、かといって硬すぎるわけでもない。程よい感じ。

見た目の話をすると、天板が金属っぽい加工だった第3世代に対して、第5世代では伝統のピーチスキン加工が復活していた。これもThinkPadらしくて非常に良い。

あと、第5世代のトラックパッドは非常に良くなっていた。第3世代では、2本指で画面スクロールをしてもなんとなくカクついた動きだったのに対して、第5世代ではMacと遜色ない操作感。ポインタ操作は基本的にトラックポイント(所謂赤ポチ)派で、トラックパッドはそれほど使わないのだけど、これなら使ってもいいと思える出来だった。一方トラックポイントは、もう少しポインタ速度を上げられるとよいのだけど、これもドライバが更新されればなんとかなると思っている。

ということで全体的にはかなり満足度高め。Thunderbolt3で接続するドックも注文中なので、それと併せて使うのが楽しみだ。


【追記】

ゴム足の仕様も第3世代から変わっていた。第3世代は、円形のゴム足が強力な両面テープでくっついているだけだった。この第3世代のゴム足が、一旦何かのきっかけで取れてしまい、そこから頻繁に行方不明になって困っていたのだが、今回のモデルは本体と固定されている(らしい)ので、そういうことはなさそうだ。

ちなみに先日、第3世代のゴム足がまた行方不明になって見つからなくなり、レノボのカスタマーサービスに問い合わせたら、保証の範囲内で新しいものを送ってくれることになった。といっても、ゴム足だけの送付はできないらしく、ゴム足のついた新品のベースカバー(裏蓋)が送られてくることに相成った。本体預かりで交換か、自分で交換して古いパーツを送り返すか、どっちがいいかと聞かれたので、裏蓋くらいなら自分で交換しますと返事した。今は裏蓋を待っているところである。