ThinkPad X1 Carbon(第5世代)の感想

そこかしこにいっぱいレビューが出ているので今更感はあるが、先日届いた第5世代のThinkPad X1 Carbonの感想を、感動が薄れないうちにまとめておきたい。

まず何よりサイズが小さくなったのが素晴らしい。今まで使っていた第3世代と比べて、14インチという画面サイズそのままで、額縁が狭くなったことで、ひと回り小さい13インチPCレベルの大きさになった。この微妙なダウンサイジングが意外と馬鹿にできなくて、膝上や、喫茶店のテーブル上で画面を開いたときの圧迫感がかなり軽減された。

そして軽くなった。第3世代は1.3kgほどだったのに対し、第5世代は1.1kgほど。たった0.2kgの違いだが、量りにかけるまでもなく、手に持って比べてみると軽くなったことがよく分かる。

個人的に一番楽しみにしていたのがWWANで、本体が届く前からSIMカードを入手して待っていたほど。使ってみると、やはり便利だった。出先でいちいち携帯のテザリングやらモバイルルーターやらをオンにする手間が省けただけで、すごく得した気分になる。スリープから復帰して再度電波を拾う際にもたつくのが気になるが、これからドライバがアップデートされればなんとかなると思っている。

割と重要視しているキータッチも、第3世代と比較して改善されたように思う。フニャフニャせず、しっかりしているし、かといって硬すぎるわけでもない。程よい感じ。

見た目の話をすると、天板が金属っぽい加工だった第3世代に対して、第5世代では伝統のピーチスキン加工が復活していた。これもThinkPadらしくて非常に良い。

あと、第5世代のトラックパッドは非常に良くなっていた。第3世代では、2本指で画面スクロールをしてもなんとなくカクついた動きだったのに対して、第5世代ではMacと遜色ない操作感。ポインタ操作は基本的にトラックポイント(所謂赤ポチ)派で、トラックパッドはそれほど使わないのだけど、これなら使ってもいいと思える出来だった。一方トラックポイントは、もう少しポインタ速度を上げられるとよいのだけど、これもドライバが更新されればなんとかなると思っている。

ということで全体的にはかなり満足度高め。Thunderbolt3で接続するドックも注文中なので、それと併せて使うのが楽しみだ。


【追記】

ゴム足の仕様も第3世代から変わっていた。第3世代は、円形のゴム足が強力な両面テープでくっついているだけだった。この第3世代のゴム足が、一旦何かのきっかけで取れてしまい、そこから頻繁に行方不明になって困っていたのだが、今回のモデルは本体と固定されている(らしい)ので、そういうことはなさそうだ。

ちなみに先日、第3世代のゴム足がまた行方不明になって見つからなくなり、レノボのカスタマーサービスに問い合わせたら、保証の範囲内で新しいものを送ってくれることになった。といっても、ゴム足だけの送付はできないらしく、ゴム足のついた新品のベースカバー(裏蓋)が送られてくることに相成った。本体預かりで交換か、自分で交換して古いパーツを送り返すか、どっちがいいかと聞かれたので、裏蓋くらいなら自分で交換しますと返事した。今は裏蓋を待っているところである。